今日の農業 | 農業用語集
農業用語集
現場の会話と役所の書類で出会う言葉を、意味だけでなく「数字・換算・公式情報の確認先」までまとめました(全29語・順次追加中)。
面積・数量
栽培・作業
病害虫・防除
- 発生予察(発生予察情報)はっせいよさつ病害虫の発生を調査・予測して知らせる公的な仕組み。都道府県の病害虫防除所などが「予報・警報・注意報・特殊報」を出します。
- 警報・注意報・特殊報(発生予察)けいほう・ちゅういほう・とくしゅほう病害虫の発生予察で使われる3種類の発表。「大発生の予測=警報」「多発の予測=注意報」「新しい病害虫など=特殊報」です。
- 適用病害虫てきようびょうがいちゅうその農薬が「どの作物の・どの病害虫に使ってよいか」として登録されている範囲のこと。ラベルと国の登録情報で確認します。
- 希釈倍率きしゃくばいりつ薬剤を水で何倍にうすめるかの倍率。「1,000倍」なら水1,000に対して薬剤1の割合です。使う倍率はラベルの記載に従います。
- ドリフト(農薬飛散)どりふと散布した薬剤が風などで目的の場所の外へ流れてしまうこと。隣の畑や住宅への影響・残留基準違反の原因になります。
- 耐雨性(散布後の雨)たいうせい散布した薬剤が雨で流されずに効果を保てる性質のこと。散布後まもなく雨が降ると、薬剤が流れてやり直しになることがあります。
気象・災害
- 晩霜(おそ霜)ばんそう春から初夏にかけて、季節外れに遅くおりる霜のこと。新芽や定植したばかりの苗が傷みやすく、農作物の被害につながりやすい霜です。
- 積算温度(GDD)せきさんおんど毎日の気温のうち、作物の生育に効いたぶんを足し上げた数値。カレンダーの日数ではなく「熱の貯金」で生育の進みを見る考え方です。
- 熱帯夜ねったいや夜間の最低気温が25℃以上のこと(気象庁の用語)。人だけでなく、夜も気温が下がらないことは作物や作業計画にも影響します。
- 時間雨量(1時間雨量)じかんうりょう1時間に降る雨の量(mm)。「何mmならどんな降り方か」の物差しを持つと、予報から作業可否と排水の段取りを読めるようになります。
- 最大瞬間風速さいだいしゅんかんふうそくごく短い時間(3秒平均)の風速のうち、いちばん大きかった値。予報の「風速」(10分平均)よりかなり大きくなるのが普通です。
- 暑さ指数(WBGT)あつさしすう気温だけでなく湿度と日差し(輻射熱)まで含めて「熱中症の危なさ」を表す指数。同じ気温でも湿度が高い日は危険度が上がります。
経営・流通
- 市場価格・卸売価格しじょうかかく・おろしうりかかく卸売市場で農産物が取引されるときの価格。農家が「相場」と言うとき、多くはこの卸売段階の価格を指しています。
- 小売価格こうりかかくスーパーなど店頭で消費者が買うときの価格。国の統計(小売物価統計調査)で毎月調べられており、値動きの傾向を読むのに使えます。
- 相対取引あいたいとりひきせりを介さず、売り手と買い手が直接交渉して数量や価格を決める取引のこと。米では国が「相対取引価格」を毎月公表しています。
- 契約栽培(契約取引)けいやくさいばい作る前に「誰に・どれだけ・いくらで」を決めてから栽培する売り方。価格変動のリスクを抑えられる一方、約束した数量・規格を守る責任が生じます。
制度・補助金
- 認定農業者にんていのうぎょうしゃ5年後の経営目標を書いた「農業経営改善計画」を市町村などに認定された農業者のこと。多くの支援策の入口になる制度です。
- 認定新規就農者にんていしんきしゅうのうしゃこれから農業を始める(始めて間もない)人が就農計画を市町村に認定された状態のこと。新規就農向けの支援策の入口になります。
- 地域計画(旧 人・農地プラン)ちいきけいかく「この地域の農地を、10年後に誰がどう使うか」を地域の話し合いで決めて市町村がまとめる計画。農地1筆ごとの担い手を示す「目標地図」が中心です。
- 補助率ほじょりつかかった費用(対象経費)のうち、補助金で支援される割合のこと。「1/2以内」なら、対象経費の半分までが上限の目安です。
- 対象経費たいしょうけいひ補助金の計算に入れてよい費用の範囲のこと。同じ買い物でも、対象経費に入るかどうかで自己負担が大きく変わります。
本用語集は参考情報です。制度・登録内容・地域の指導は、各公式・自治体・JA・普及指導機関等でご確認ください。 各ページに出典と最終確認日を記載しています。